開放感を手に入れた吹き抜けのある自分サイズの家


周南市呼坂にある新興住宅地にかわいらしい家がある。

切妻屋根でどことなくシンメトリーな印象もあるこの家は、

アットホームタナカが建てた「FPの家」・N様邸だ。

断熱と気密力にすぐれ、暮らしの快適性を約束する住まいに、

「吹き抜け」という最高の空間を実現させた。



「一生に一度の買い物」といわれる「家」。

だからこそ、できる限りこだわりたい。

Nさんご夫婦の希望は「私たちにピッタリ合う、吹抜けのあるコンパクトな家」だった。

そんな時、アットホームタナカが建てる「FPの家」と出会い、その温かさに驚いたという。「吹き抜けの家なのに肌になじむ温かさと空気の違いを感じました」と奥様。Nさんの希望に添う住まいの「カタチ」だったのだ。



リビングに通された瞬間、息を飲んだ。引き戸を開けると天井高を抑えた絶妙な「間」があり、外観からは想像を絶する大きな吹抜けにつながる。

こぢんまりとした外観からは想像できないほど開放的だ。南側には上下2段の開口部があり、自然光をふんだんに取り入れている。

なかでも上部の3連の窓は月の動きを眺められるよう設計され、自然の美しさをじっくりと味わえる。

「アットホームタナカで使う漆喰は、光触媒することにより室内の空気をきれいにしてくれます」匂いなどを吸収するため空気が清々しくやわらかい。また足下のフローリングは、木材を磨き抜いて木目や節目の凹凸を生かす「うづくり」という技法が用いられ、デコボコ感が心地よい。

「よく寝そべって大の字になります」とご主人もお気に入りだ。奥様の希望で階段はリビングにある。二人のお子さんが思春期を迎えても、毎日顔を合わせてコミュニケーションがとれるようにとの親心の表れだ。

「住まい=やすらげる場所」という万人が抱く理想を実現したような空間だ。



見上げる吹き抜けで自然光をふんだんに浴びる



畳が敷かれたファミリールーム、上下の窓からは周辺の自然を「借景」として取り込める
子どもは斜め天井の空間で学ぶと創造性豊かな人間育つといわれている



開口部の光はリビング階段の棚板を抜けてやさしい陰をおとす。

2Fの子供部屋には室内窓も設置。

吹き抜けからキッチンを望むと、つながりつつ独立性を高める機能的な空間配置がわかる



玄関ホールの壁にはデザインスタイル「エコカラット」をあしらって、消臭&除湿の効果もある

FPパネルの使用がわかる物置「FPの家」の断熱力が垣間見れる



                                                                            住まいnet山口 vol.1 掲載