室内空間をうまく利用したワクワクする家

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック 2010受賞

55坪の敷地を有効活用した

オール国産認証材のモデルハウス



下松市の住宅街の一角

アパートや戸建住宅が密集する地域に

やわらかい色の外壁の家ができた

外からの印象とはかけ離れた室内空間の妙

条件を克服した先に豊かな開放感が広がっていた


国土交通省は国産の認証材を使用して建てた家に対して3年間展示することで300万円の補助金を支給している。アットホームタナカはこのシステムを活用しオール国産認証材を用いた「和」に寄りすぎない、木の風合いを生かしたモダンテイストのモデルハウスを完成させた。

アットホームタナカは、高気密・高断熱では最高水準のFPウレタン断熱パネルを構造体に敷き込む「FPの家」を展開。このモデルハウスもFPの魅力を余すところなく引き出したものだ。

正直、外観から受けた印象は「こじんまりしたお家」という感じ。しかし一歩室内に入ると、それを見事に打ち砕く広々とした空間が待っていた。

温度差の少ない空間で、吹抜けを造ることによりFPの特長を最も生かし、吹抜けを中心とした無駄のない空間づくりを得意としている。このモデルハウスも見上げるほどの吹き抜けにまず圧巻だ。東側の三連の窓を軸に西側にトップライトを設け、室内に豊かな光を一日中届けている。リビングには台形型の土間をつくり、庭への動線ともなるサッシからも光が入る。この土間があるだけでリビングはさらに開放感を増すから不思議。

夏は2階吹き抜けにあるクーラー1台で風が渡り快適にしてくれる。また土地は55坪なのに建て方で車が6台駐車可能だ。ここはちょうど隣接地にアパートが建つ敷地条件。その条件を最大限メリットにかえたプランで敷地を有効活用した物件の見本ともいえる。

アットホームタナカが今まで蓄積した豊かなアイディアと確かな技術力が表現されたモデルハウスだ。

※現在はお客様のお家になっています。



溢れる光に心奪われるリビング。省エネ・CO2削減に優れたオール電化住宅を選定する“HOUSE OF THE YEAR IN ELECTRIC 2010”の優秀地域賞を受賞!

天井の高さが一目で分かるリビング真上の吹き抜け、この広がりがこの家の象徴



4畳のロフトを有する2階の洋室

寝室は段差を利用して収納もしっかり確保



東の3連窓の下にはキャットウォークが寝室から通じている



大きくカッティングされた上がり框が印象的な内玄関、左右に伸びた細長い窓がアクセント!

中2階の下は半地下の倉庫、扉を閉じれば存在はわからない



本来、階段の踊り場となる中2階には多目的に使える洋室

土間の形は台形型、リバングに隣接して豊かな開放感を生み出す



                                                                           住まいNET山口 vol. 2 掲載